京都観世会11月例会
Regular Performances (November)

公演日時:2026/11/22(日・SUN) 11:00~
主催:京都観世会
演目:
  (能) 逆 矛        橋本 光史
        替装束
  (狂言)鴈 礫        善竹彌五郎
  (能) 龍 田        片山九郎右衛門
入場料:
≪発売開始 10/1(木)午前10時≫
一般前売指定席券※WEB        ¥9,000
一般前売自由席券          ¥7,000
一般当日券  (自由席)      ¥7,500
学生券    (2階自由席のみ)   ¥3,000

※通信講座受講生、放送大学、老人大学は一般料金です。



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普通会員様と6回会員様はWEBにて事前指定が可能です。(別途料金必要)
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演目解説

逆矛 さかほこ  替装束   かえしょうぞく
 頃は秋、紅葉の名所、龍田山。勅使が龍田の明神に参詣するべく、都より奈良の龍田山に赴く。到着すると夜、そこに、松明をかかげ榊を携えてやってくる老人と若い男に出会う。 勅使は老人に道案内を頼む。老人は勅使を明神に案内し、龍田山の謂われを物語る――瀧祭の明神とは龍田明神のことであり、龍田山を「宝山」「宝の山」という。 日本の国を昔イザナギ、イザナミの尊が「天の逆矛」でお創りになられたが、その逆矛をお預かりしたのが瀧祭明神であり、逆矛を納めたのがこの龍田山なのだ。 我が国第一の宝を納めた山をよくよく礼拝なされよ――。話を聞いた勅使が「天の逆矛が見たい」というと、老人は「実は自分こそ瀧祭明神だ」と名乗って姿を消す。 〈中入〉
 勅使が神の出現を待ち受けていると、まず龍田の女神が現れて舞の袖を翻し、続いて瀧祭の明神が逆矛を携えて現れる。明神はイザナギ・イザナミの海原をかき分けた様を再現して見せ、 この矛の力により国が今のように治まったという。やがて明神は矛を元のごとく宝山(龍田山)に納め、御代の平和を予祝するのだった。
 「替装束」の小書の付いた場合、常の赤頭を、黒頭にしたり、またその黒頭を角髪〈みずら〉に結ったり、透冠を着けたりする。また面も常は小癋見をかける(力動風鬼)が、 天神や三日月を用いる(砕動風鬼)こともある。古く『舞芸六輪』に「おに」とあり、一般の神と位相をやや異にする。

龍田 たつた
 初冬の夕暮れ時、六十余州に経を納める旅の僧が龍田越えにかかり、河内の国へと急ぐ。龍田川のほとりに着き、川を渡って明神へ参ろうとすると、一人の女に「その川を渡ってはいけない」 と呼び止められる。僧がその訳を尋ねると、女は〝龍田川もみぢ乱れてながるめり渡らば錦中や絶えなむ〟という和歌を引く。僧は、今は薄氷が張って立つ波も見えぬ様子なので許してほしいと言うが、 またも女は〝龍田川紅葉を閉づる薄氷渡らばそれも中や絶えなむ〟という家隆の歌を引き、薄氷の中に散った紅葉がやはり錦のようであるので、それを心なく渡るのはあまりに分別のないことだと答える。 やがて女は僧を明神へ案内し、宮めぐりのうちに「龍田姫は我なり」と明かして社壇の中へ消えていった。 〈中入〉
 僧が通夜をしていると、神殿より龍田姫の神が現れ、世界の始めより御代を守る天の御矛を守護する瀧祭の御神とは、当社のことを申すのだと語り、龍田の紅葉の景色を愛で、夜神楽を奏し、 次第に夜が明けてゆくと、国土の安穏を守って昇天するのだった。

出演者紹介
CAST

橋本 光史
Hashimoto Koji
日本能楽会会員

善竹彌五郎
Zenchiku Yagoro
日本能楽会会員

片山九郎右衛門
Katayama Kuroemon
日本能楽会会員