京都観世会2月例会
Regular Performances (February)

公演日時:2024/02/25(日・SUN) 11:00~
主催:京都観世会
演目:
(番囃子)西行桜        梅若 桜雪
(狂言) 成上り        茂山あきら
(能)  浮 舟        味方  玄
       彩色
(能)  春日龍神       河村 晴久
       龍女之舞
入場料: ■ 予定枚数を終了いたしました。■
一般前売指定席券※WEB        ¥8,500
一般前売自由席券          ¥6,500
一般当日券  (自由席)      ¥7,000
学生券    (2階自由席のみ)   ¥3,000

※通信講座受講生、放送大学、老人大学は一般料金です。



   ◆例会会員入場券の年間会費◆
特別会員年間会費(会員券10枚)  ¥80,000
普通会員年間会費(会員券10枚)  ¥48,000
6回会員年間会費(会員券6枚)  ¥33,000

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普通会員様と6回会員様は、会員券1枚につき2,000円の追加料金で
WEBにて事前指定が可能です。
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演目解説

西行桜 さいぎょうざくら
 京都西山の西行法師の庵室の桜は今が満開で、都から大勢の見物人がやってくる。西行は今年は桜を一人で楽しもうと思い、能力に花見禁制の旨を人々に告げさせるが、はるばる都から訪れた人達をむげに断ることもできず、花見を許し一行を庭へ通す。しかし、やはり俗な花見客は心外だ、これも桜の咎だろうと「花見んと群れつつ人の来るのみぞあたら桜の咎にはありける」と歌に詠む。
 すると、その夜の夢に木陰から桜の精が現れて、先程の歌を詠んだ心を問いただす。そして「桜の咎(とが)」とされたことは承服できないと不満を述べ、非情無心の草木の花には何の罪もないことを西行に訴える。その一方で、西行と知り合ったことはこの上ない喜びだと言い、京都の桜の名所を次々と挙げてその美しさを讃え、春の夜を惜しみながら物寂びた舞を舞う。やがて夜も明け、桜の精は消え失せ、西行の夢も覚めるのであった。

浮 舟 うきふね  彩色  さいしき
 初瀬から都へ向かう旅の僧が、宇治川で芝船に乗る女と出会う。女は僧の問いに、昔この地にいた浮舟の物語をする。光源氏の子(実は柏木の子)である薫に愛された浮舟は、朱雀院の子である兵部卿の匂宮に通じることになり、二人への想いに耐えられず、姿を消した。詳しく語る女に、僧は住まいを尋ねると、小野の者と答え、物の怪に苦しむ身の救いを求めて消え失せる。              <中入>
 里人から浮舟の物語を聞いた僧は、小野に行き、経を読んで弔いをする。すると、浮舟の霊が現れ、物の怪に取り憑かれ、心も空になった有様を見せるが、僧の弔いに助けられたことを喜び、夜明けとともに姿を消す。

春日龍神 かすがりゅうじん  龍女之舞  りゅうにょのまい
 山城国栂尾の明恵上人が入唐渡天を志し、その暇乞いに春日明神へ参詣するため、奈良春日の里へとおもむく。そこへ宮守の尉が現れ上人が天竺・唐土へ渡ろうと考えていることを聞き、それは神慮に背くことであると引き止める。というのも、春日の明神は、年始をはじめ四季折々の上人の参詣を心待ちにしておられ、上人を太郎と名づけ、笠置の解脱上人を次郎と呼び、両の眼両の手のように思し召し、守護遊ばすと伺っているので、上人が日本を去り天竺・唐土へお渡りになっては明神の思し召しに背くことになるというのである。上人が、入唐渡天も仏跡を尋ねるためであるから神慮に背くはずはないと答えると、釋尊入滅後の今日では、この春日山こそ仏が説法された霊鷲山であると諭す。上人は即ちこれを御神託と思い、渡唐を思い止まり、名を尋ねると、尉は渡唐を止まるならば、三笠山に五天竺の様を写し、釋迦の誕生から入滅の様まですべてお見せしようという神の告を伝えに来たもので、時風秀行と名のり、かき消すように消えてしまう。                〈中入〉
 やがて春日野の野山は金色の世界となり、八大龍王が百千の眷族を引き連れて出現し仏の会座に参会する様を見せる。上人が入唐渡天を止まる由約束をすると、龍神は猿沢の池の水を蹴立てて消え失せる。
 時風秀行とは春日龍神が鹿島から春日山へ移り給うときに供奉した二人の者。能本ではこれを一人として取扱っている。

出演者紹介
CAST

梅若 桜雪
Umewaka Rosetsu
日本能楽会会員
重要無形文化財保持者
(各個認定/人間国宝)

茂山あきら
Shigeyama Akira
日本能楽会会員

味方  玄
Mikata Shizuka
日本能楽会会員

河村 晴久
Kawamura Haruhisa
日本能楽会会員